テンプシールド取付の効果検証

1.テンプシールド取付と電力計設置

【断熱材の取付】

シリンダー部全体を覆うように取付し、電力計は全体とモータ一部の消費電力を測定できる個所に設置。

2.消費電力測定と取付面積の影響

電力計で消費電力の測定。並行してシールドを取付ける範囲(断熱面積)を変えながら、省電力効果の差異を検証。

【実験条件】

使用機器:二軸押出機 KZW-30(テクノベル社製)
測定時間:30min 吐出量:約1.2kg/h
成形温度:230~300℃
スクリュー回転数:500rpm
積算電力計:KW1M-Hエコパワーメーター(Panasonic社製)

取付範囲の違いによる省電力効果

【消費電力の測定】

300℃成形

MFR(g/10min)
LDPE:3.5

省電力効果(未装着比)
A:ダイスのみ △6%
B:ダイス+アダプタ △10%
C:シリンダー △21%
D:ダイス+アダプタ+シリンダー △29%
  • 取り付け面積がより大きい方が使用電力は減少

3.断熱材の厚みが及ぼす影響

断熱材の厚みによる省電力効果
断熱材の厚みのよる表面温度の違い
  • 断熱材を20mm以上に設定した場合、表面温度はある程度見られるが、省電力に関しては表面温度ほど顕著な効果は見られなかった。

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