ケーブルシールド

製造現場のロボットや周辺機器は、摩擦や火花、薬品等の様々な脅威にさらされています。
当社のケーブルシールドは、ロボット機械の配線(ケーブル)を、そのような物理的脅威から守るための、高機能な布製カバーです。
ケーブルの断線を防ぐことにより、製造ラインのトラブルによる損害を未然に防ぎ、生産性の向上と安定化を図ることができます。
当社では、用途に応じて多種の生地を取り揃えていますので、様々な状況で安心してご使用できます。又、着脱可能な設計ですので、メンテナンス時の取外しも容易です。
自社で製作しているため、短納期や小ロットの対応も可能です。お気軽にご相談下さい。

ケーブルシールド

ケーブルシールドの役割

  • 摩擦からのケーブル保護
    本体とケーブルの接触時に発生する摩擦から保護します。
  • 火花からのケーブル保護
    溶接時に発生する火花から保護します。
  • 薬品からの保護
    強酸性の薬品や油汚れから保護します。
  • 汚れからの保護
    飛散する切削屑やほこりから保護します。
  • ケーブルをまとめる
    複数のケーブルをまとめることにより、動作を安定させると共に、すっきりとした外観に仕立てます。
ケーブルシールド 製品例

ケーブルシールド 製品例

高機能繊維素材ラインアップ

低摩擦性と強度を兼ね揃えた高強度低摩擦繊維

高強度繊維にフッ素繊維を編み込むことで、両繊維の特性を最大限発揮させた素材です。
ケーブルやチューブ等の擦れ、断線、破損が多い箇所では、フッ素繊維が摩擦を軽減させます。
さらに、高強度繊維がフッ素繊維の強度をサポートしますので、ケーブルと生地の両方の耐久性を伸ばすことができます。

高強度・高難燃性のPBO繊維クロス

有機繊維の中で最も高い強度と難燃性を有します。
普通のハサミやカッターでは切れない強度を有しています。
(ポリエステルと比較して約4倍)

耐摩耗性、耐スパッタ性に優れたアラミド

高機能アラミド繊維は、優れたコストパフォーマンスを発揮するシールド素材です。
摩擦の多いロボットケーブルや、火花が飛ぶような周辺機器の保護カバーとしても優れています。
当社で扱うアラミド繊維は表面にコーティングを施しており、汚れが目立ちにくくなっています。

高引裂き強度、食品衛生法適合のPTFE100%フィルム

PTFE100%の押出フィルムを多方向で積層しラミネートしたフィルム素材は、360度全方向で優れた引裂き強度を示します。
PTFE100%で構成されているため、耐薬品性・耐候性・耐水性は有機素材最高レベルです。
LOI値は95と、代表的な難燃素材を大きく上回る最難燃素材です‼
食品衛生法(厚生省告示第370号)にも適合し、食品工場やクリーンルームにも達しています。
 

【各種材料の物性比較】

  LOI値(限界酸素指数) 引張強度(N/5㎝) 分解温度(℃)
メタアラミド繊維クロス 34.5 1811 400
パラアラミド繊維クロス 29~40 3860 500
PBO繊維クロス 68 6730 650
PTFEフィルム 95 ≧261 500
※LOI値は指数が高いほど燃え難い。一般に26以上であれば難燃性を有するとされています。
※記載されている物性値は保証値ではございません。

その他にも高強度・高耐熱生地を多数取り扱い中です。

生地の燃焼試験(試験方法:JIS-L-1091)

対象試験材料:メタアラミド繊維クロス

LOI値(限界酸素指数):34.5
分解温度:400℃
特長:難燃性、耐熱性

燃焼試験比較材料:ポリエステル

燃焼試験機

燃焼試験機

内容

  • 燃焼の広がりの程度、残炎および残じん時間を測定します。
  • 試料の表面における燃焼の広がりを測定します。
  • 試料の燃焼の速さの程度を測定します。

試験映像

試験結果

メタアラミド繊維クロス
2分加熱後でも、残炎、残じんなし。
1分加熱時の炭化面積は6.6㎠。2分加熱時の炭化面積は8.75㎠。
2分後でも発炎はなし。
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ポリエステル     
着炎3~4秒後には穴が開き始め、10秒経過後発炎。
着炎後数秒で発炎し、瞬く間に燃え尽きた。
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当社製造工程の流れ

  • 裁断

    1.裁断

    当社が所有する自動裁断機により、様々な形状と種類の素材の裁断に対応します。

  • 縫製

    2.縫製

    熟練した縫製スタッフにより、立体型の複雑な縫製やザイロン生地など縫製困難な素材も対応します。

  • 完成

    3.完成

    お客様のニーズに合わせたシールドをご提案・製作いたします。
    お気軽にお問い合わせください。



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