神戸機材の産業ロボット保護カバー
ロボットシールド for FANUC Robot CRX series
CRXの機能の最大化と本体の保護を両立できるCRX専用カバー
用途に合わせたカスタマイズもオーダー可能です
産業分野で活躍しているCRX seriesは常にお客様から安心を求められています。
お客様により安心感を持って長くCRX seriesをお使い頂けるように、神戸機材は「お客様の現場作業を阻害しない」ことを念頭に置きCRX series専用のロボットシールドを設計しました。
CRX seriesの使用環境に応じた素材選択、付属ケーブルまわりの保護等、お客様の製造ラインに最適なカスタマイズを容易に行うことができる「セミオーダー・システム」を採用しておりますので、お気軽にご相談ください。
ロボットシールドの特徴
FANUC Robot CRX seriesの形を活かしたスリムデザイン
神戸機材のロボットシールドは、独自開発の3Dモデルを用いた綿密な動作シミュレーションをベースに設計されていますので、CRX seriesの動作性を最大限に活かした状態でのロボット保護が可能です。
ロボットシールド装着図(グレー)
ロボットシールド装着図(ブラック)
メンテナンスが簡単です
ロボットシールドはロボット側面から着脱することが可能です。面ファスナーで留めるため着脱が容易で、ご使用時にCRX seriesのメンテナンスが必要になった際にもすぐにメンテナンスが可能です。
CRXの稼働を妨げません
CRX seriesの回転軸付近ではカバーが分割されており、ロボットの動きに合わせて滑らかに回転します。
CRXの稼働状態を容易に確認することが可能です
表示LEDランプ付近では、半透明生地で覆う設計を採用しております。
ロボットの側方からも確認できるため、表示LEDランプの色の変化・点滅を見逃すことがありません。
部分交換が可能です
局所的な汚れや消耗があった際には、該当部品の再製作も承っております。
オプション品
ケーブルシールド
ロボットに接続されるケーブルは、ロボット稼働時の擦れによって消耗し、断線してしまうことがあります。
ケーブルシールドを使用することによって、ケーブルを束ね、ロボット本体との擦れから保護することが可能です。
お客様の製造ラインのケーブル類に合わせた最適なケーブルシールドの制作、ロボットシールドのカスタマイズも承ります。
ケーブル配線ガイド
ロボットに接続されるケーブルへのダメージを最小限にするには、適切な固定が必要です。
ケーブル配線ガイドに通すことで、ケーブルへのダメージを最小限にすることができ、さらに見た目もすっきりと保つことが可能です。
ガイドの数や位置はお客様の現場に合わせたカスタマイズが可能です。
ケーブルシールド サイズ一覧
ケーブル径(mm) | 長さ(mm) |
---|---|
Φ10, 20, 30, 40, 50, 60, 80, 100, 150, 200 | 500, 700, 900, 1000, 1500, 2000 |
※上記以外のケーブル径・長さをご希望の際は、お問い合わせください。
取扱生地 一例
お客様がCRX seriesをお使いになる現場に最適な素材をお選びいただけます。
種類 | 色 | 特徴 | 用途 |
---|---|---|---|
アラミド繊維クロス | 黒またはグレー | 耐熱性・引張強度に優れ、カラーコーティングも可能 | 火花が飛ぶ現場や、動きの大きなロボットに最適 |
ポリエステル100%クロス | 白 | PVCを含まず、食品衛生法にも適合 | 食品工場内での使用に最適 |
PTFE100%フィルム | 半透明 | 耐薬品性・耐水性に優れ、食品衛生法にも適合 | 食品工場内やクリーンルーム内での使用に最適 |
PBO繊維クロス | 橙 | 有機繊維の中で最高クラスの強度・難燃性を持つ | 鋭利な物質からロボットを守るのに使用 |
ポリエチレン100%フィルム | 白 | 耐水性・耐薬品性に優れ、生地が柔らかく立体縫製に適している | 薬品が飛ぶ現場に最適 |
ポリエステル100%ニット素材 | 緑 | 軽量で伸縮性・撥水性に優れ、カラーも多数あり | ねじれ・屈曲が大きい関節部分に最適 |
3Dモデルアニメーション
わたし達はロボットシールドの基本設計に着手するにあたり、「ロボットの機能性および機能美を損ねることなく保護目的を充足すること」を目標に掲げました。すなわち、ロボットの動作性を妨げない構造でありながら外部干渉からロボット本体を保護できるものであること、保護カバーを装着することによって生じる様々なコスト(メンテナンスコスト等)を最小化したものであること、そして、お客様の製造ラインにおけるロボットの機能美を損ねることがないデザインであること、これらをすべて実現させたいと考えたのです。
そこでまず、徹底的にロボットの3D動作シミュレーションを行うため、独自のロボットアバターを開発いたしました。このアバターに設計中の保護カバーを装着させて動作確認を行い、可視化した干渉や問題点を一つ一つ排除して最適形状へ近づけるという作業を行って基本設計を完成させました。お客様の製造ラインに合わせるオプションに関しましても、アバターを用いた仮想空間で検証を行うことで完結する低コストの「セミオーダー・システム」の実現が可能になりました。
わたし達は、多品種小ロットのロボットケーブル保護カバーと完全受注生産での産業機器用断熱カバーの製造を長年行っております。量産品とカスタマイズ品という異なる特徴を有する製品の製造で培ってまいりましたノウハウを活かしたセミオーダー・システムと、3Dモデリング技術を融合させた神戸機材のロボットシールドを、是非皆様のロボットにご活用いただけますようお願い申し上げます。
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